運転席のすぐそばで見守れる車いす トヨタ、医療的ケア児向け「Haluto」の実証実験を開始

車内でHalutoに乗る子どもを見守る様子

トヨタ自動車は、医療的ケア児・者の移動に対応した車いす「Haluto(ハルト)」の提供を10月から始めた。現時点では実証実験の位置づけで、限定台数での提供となるため、購入希望に応じられない場合があるとしている。今仙技術研究所との共同開発。

開発にあたっては、当事者とその家族に500回以上のヒアリングを実施したという。医療的ケアやてんかん発作への対応が必要な人の移動をめぐる、見守り、姿勢のケア、医療機器などの荷物といった不安に応えることを目指した。

車いすを後ろ向きに載せ、運転席から様子が見える

特徴として挙げられているのが「親子パッケージ」である。車いすを後ろ向きに車載することで、運転席から利用者の様子を確認しやすくする構造となっている。

利用には対象車両への架装と専用オプションが必要で、架装はミクニライフ&オートが行う。対象は主にノア・ヴォクシーの車いす仕様車。車載時の安全性については、数百ケースの衝突計算と実機評価を行い、フレーム強度、ベルト構造、車両への固定性を検証したとしている。

車いす仕様車には新開発の車いす固定装置を追加し、固定作業の手間を減らす設計とした。

おむつ替えができる姿勢、呼吸器も入る荷室

ティルトとリクライニングの両機構を備え、フルフラットに近い姿勢まで倒せる。車いすの上でおむつ替えができる。

荷室は、呼吸器、酸素ボンベ、吸引機、着替えなどを収納できる容量を確保した。

学校や自宅での使用も想定し、テーブル、フットブレーキ、転倒防止装置を装備できる。親子パッケージ利用時は身長100〜160cm、体重40kgまで。親子パッケージを利用しない場合は最大60kgまで対応する。バックサポートはシート張り調整型とモールド型から選べる。

価格は必要な装備などによって変動するため、問い合わせが必要。問い合わせは製品サイトから。

Qケアからのご案内

車いすや医療的ケア用品には、お住まいの自治体の助成が使える場合があります。商品名や制度名が分からない段階からお使いいただけるセルフチェック「事前相談ナビ」で、相談先の候補を確認できます。

▶ 事前相談ナビ

出典

トヨタ自動車 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000225.000104325.html

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