精神科の初診、申し込む前に「受診先が見つからない」が半数 オンライン診療利用者調査

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精神科や心療内科のオンライン診療を利用した667人を対象とした調査で、申し込みの前の段階で対面の受診先を確保できなかった人が49.6%にのぼった。ファストドクターが6月19日から28日にかけて実施した。

内訳は、選択肢は見つかったが条件に合うところがなかった人が42.4%、近くに精神科や心療内科がなかった人が7.2%だった。

対面の受診先を探した403人のうち、64.8%は少なくとも1か所から断られたか予約が取れなかった経験があり、28.8%はそれが3か所以上にのぼった。

理由として挙がったのは、初診までの待ち時間が長い(65.0%)、新規患者の受け入れを停止している(36.0%)、電話がつながらないかWeb予約が常に埋まっている(29.5%)である。

待ち時間は平均39.9日

待ち時間の目安を提示された302人のうち、50.7%が1か月を超える期間、18.2%が2か月以上と告げられていた。回答区分の代表日数を用いた参考推計では、平均39.9日となる。

厚生労働省の検討会で2025年に報告された、精神科診療所を対象とする調査では、初診待機日数の平均は20.9日、中央値は14日だった。ただし同社は、両調査は対象や質問方法、集計方法などが異なるため、数値を単純に比較できないとしている。

オンライン診療を選んだ理由として最も多かったのは、「予約待ちの期間が長すぎて、それまで症状が持ちそうにない」で、403人中54.8%。「近くに適切なクリニックがなかった」が10.9%、「何度も断られて諦めた」が9.4%と続いた。

また回答者全体の56.8%が、オンライン診療がなければ医療や専門家につながれないまま、症状がさらに悪化していたと思うと答えている。

子どもの受診先を探す記述も

自由記述337件の中には、子どもの精神科受診に関する記述も含まれている。複数のクリニックから断られた経験や、小学生を診察していない医療機関に当たった経験が挙げられている。

回答者は全47都道府県にわたり、56.8%は政令指定都市や県庁所在地ではない市に居住していた。年代は20代から50代が84.4%を占める。

同社は、「初診待ち」を予約から受診までの期間だけでなく、受診先を探して問い合わせ、予約を確保するまでの一連の過程として捉えるべきだとしたうえで、患者側から見たアクセスの状況を行政や研究機関が継続的に把握することを求めている。

なお本調査は、最終的にオンライン診療を利用した人を対象としたものであり、精神科受診を求めるすべての人を代表するものではないと注記されている。

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出典

ファストドクター プレスリリース

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