デジタルマネーの家庭内ルール、「明確に決めている」は7.6% 保護者アンケート

デジタルマネーの家庭内ルール、「明確に決めている」は7.6%

NPO法人キッズフリマは、子どもとデジタルマネーに関する保護者アンケートの結果を公表した。デジタルマネーの使い方や怖さ、マナーについて家庭でルールを「明確に決めている」と答えたのは7.6%にとどまった。

調査は2026年6月から7月にかけて実施され、対象は同期間に開催された「キッズフリマ」の出店者の保護者66名。同団体は、日本の子ども全体の傾向を示すものではないとしている。

ルールについての回答は、「明確に決めている」7.6%、「都度話し合っている」31.8%、「決めていないが不安はある」39.4%、「まだ必要ない」21.2%だった。約4割が、ルールがないまま不安を抱えている状態にある。

画面の中のお金は、見えにくい

ゲーム内アイテムなどが「お金(対価)」で成り立っていることを子どもが理解しているかという設問では、「よく理解している」18.2%、「なんとなく理解している」56.1%、「まだ理解していない」21.2%、「分からない」4.5%という結果だった。

保護者の声として紹介されているのは、課金を求められるたびに検討しているものの、購入後に本人が自覚しないまま残高が減っていたという体験談である。まだ課金の経験はないが、教える必要性を感じていて教え方に悩んでいる、という声もあった。

また、雨の日の休日に家で過ごす際、ネット動画やゲームの時間が増えると答えた保護者は78.8%にのぼった。

「大事にしたいから、使わない」

印象的なエピソードとして紹介されているのが、ある家庭の例である。

保護者がキッズフリマの売上金をゲームの課金に使ってよいと伝えたところ、子どもは当初喜んだという。しかし実際に売上金を手にすると、「大事にしたいから、使わない。」と答えた。保護者はその受け止めに驚いたとしている。

この家庭では、周囲と比べて見劣りすることへの不安など、子ども特有の理由で課金に悩んでいた経緯もあったという。

同団体は、経済産業省によると2025年の日本のキャッシュレス決済比率が58.0%に達していることを挙げたうえで、単に「使いすぎてはいけない」と教えるだけでなく、お金の入手方法、今使う必要性、そのお金の価値を子ども自身が考える経験が重要だとしている。

キッズフリマは、子どもが商品を持ち寄り、子ども同士で売り買いを行うフリーマーケットである。2025年は年間123回開催された。

Qケアからのご案内

お金の使い方に限らず、お子さんが何を大事にしているかは、聞いてみないと分からないことがあります。お子さんご本人と保護者それぞれの見え方を並べて整理していく対話サービス「Qケア メンタリング」をプレ運用しています。

▶ Qケア メンタリング

出典

キッズフリマ プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000118222.html

この記事をシェア

Xでシェア Facebookでシェア

Qケア通信を応援してください

Qケア通信は、企業・団体・個人の皆さまからのご寄付やご協力によって運営しているメディアです。

病気や障害のある子どもと家族に必要な情報を届け続けるために、皆さまの応援をよろしくお願いいたします。

Qケア通信を応援する 寄付・助成金の活用実績を見る
記事を検索する →
Feel/Unfeel フィール/アンフィール
Qケア

感覚過敏と感覚鈍麻を扱うドキュメンタリー映画、12月に公開

仕事と家庭の両立を希望する層、平均睡眠時間は6時間4分
Qケア

仕事と家庭の両立を希望する層、平均睡眠時間は6時間4分 時間のゆとりが「十分ある」は13.3%

イメージ動画
Qケア

動物のアバターで挨拶や順番待ちを練習 自閉症の子ども向けトレーニングゲーム