フロッグウェルは、2026年8月度の医療機関の増減をまとめた分析レポートを公開した。厚生労働省の公開データをもとに、前月との差分を集計したものである。
8月度のデータで新規開院として確認されたのは110件で、すべて診療所。病院の新規開設は0件だった。都道府県別では東京都29件、大阪府15件、神奈川県10件が上位となっている。
一方、廃止・休止への変更が確認されたのは252件にのぼり、新規開院の2倍を超えた。東京都66件、大阪府19件、兵庫県19件が中心である。このうち病院は3件(西宮市立中央病院、丹羽病院、えびの共立病院)だった。
診療科の変動、減少の最多は小児科
診療科に変動があったのは404施設。
追加が多かったのは糖尿病内科(30件)、消化器内科(26件)、精神科(26件)である。
これに対し、標榜を取りやめた科で最も多かったのは小児科で25件。次いで整形外科19件、内科17件となっている。
病床数は全国で差し引き131床減少した。増加側では一般病床292床、精神病床117床、療養病床74床、減少側では一般病床437床、精神病床79床、療養病床76床が確認された。
非常勤医の増加が目立つ
勤務医数に変動があった施設は4,391施設だった。
常勤医は1,071施設で増加、679施設で減少。非常勤医は2,677施設で増加、1,076施設で減少となっている。同社は、非常勤を中心に勤務体制や働き方が変化していると分析している。
経営体の変更は67件で、うち個人から医療法人への移行が36件。管理者の変更は450件(病院89件、診療所361件)だった。
同社は、医療機関の開設・閉院・移転情報が日々更新されること、代表者変更などに伴う医療機関コードの変更でデータが分断されることを課題として挙げ、今後も月ごとに全国版と都道府県版の差分分析を公開していくとしている。
なお、同社は本分析について、公開データをもとにした差分情報であり、一部にAIツールを用いているため、正確性・最新性・完全性を保証するものではないと注記している。医療機関の利用に関する判断は、各医療機関の公式情報や公的機関の情報を確認する必要があるとしている。
レポートの詳細は同社ブログに掲載されている。
Qケアからのご案内
かかりつけの医療機関や相談先は、お住まいの地域で変わることがあります。制度名が分からない段階からお使いいただけるセルフチェック「事前相談ナビ」で、全国の相談先の候補を確認できます。
▶ 事前相談ナビ
