文化庁と京都新聞は12月3日から13日まで、京都市の岡崎エリアで「CONNECT⇄_(コネクト)」を開く。障害の有無にかかわらず、文化施設の作品や催しに触れながら対話と実践を行うプロジェクトで、今年で7回目となる。入場無料。
2026年度のテーマは「ふれれば、はじまる」。「ふれる」の多様な側面を紹介し、異なる感覚や体験を共有しながら、共に生きるための手がかりを探る内容としている。
会場は、京都国立近代美術館、京都市京セラ美術館、京都府立図書館、ロームシアター京都、京都市動物園、京都市勧業館みやこめっせ・京都伝統産業ミュージアム。
手話通訳や音声ガイドを手配、きこえない子ども向けの回も

同プロジェクトは2020年度から、誰もが参加できるよう鑑賞や参加のサポートを進めている。各プログラムは障害の有無を問わず申し込め、必要に応じて手話通訳、字幕、音声ガイドなどを手配する。車いす席や手話通訳の要望は事務局で相談を受け付ける。施設紹介動画(手話と文字付き)も公式サイトで公開している。
今年初めて行われるのが、複数の施設が合同で企画するコラボプログラム。
「みて、ふれて、つくる どうぶつの手ざわり」(京都国立近代美術館×京都市動物園)は12月5日に2回開催。動物の毛皮にふれ、動物を描いた作品を鑑賞して感じたことを共有し、最後に制作にも挑戦する。定員は各15名。
「歴史にふれる!建築探訪」(京都市京セラ美術館×京都府立図書館×ロームシアター京都)は12月12日に2回。3館を巡り、建設当初と改修後の箇所を触り比べる。見える人も見えない人も楽しめるツアーとしている。
「Ontennaでふれる動物の音とからだあそびシアター」(ロームシアター京都×京都市動物園)は12月13日。対象は3歳から10歳の、きこえない・きこえにくい・きこえる子どもと保護者。音を振動と光で感じられる「Ontenna」を使った身体表現のワークショップで、きょうだいの参加もできる。定員は15組。出演はOntenna開発者の本多達也氏と、ダンサー・振付家の京極朋彦氏。
点字やバリアフリー図書の展示も
各施設でも個別のプログラムが行われる。

京都国立近代美術館では、所蔵作品の触察ツール「さわるコレクション」や、大型壁画を体感できる鑑賞ツールを展示。京都市動物園では、これまでの取り組みを紹介するパネルと、「ふれる」をテーマにしたハンズオン展示を行う。
京都府立図書館では、点字付きや布製の絵本、バリアフリー本を集めた展示「ふれてたのしむ絵本とバリアフリー図書への扉展」を11月27日から開催するほか、点字をテーマにしたワークショップや、聴覚障害を扱った映画「ヒゲの校長」の上映会も予定されている。
このほか、「ふれる」について考えるトークが12月4日と11日に京都国立近代美術館で行われる。岡崎公園の施設を巡るスタンプラリーや、障害のある人の表現に関わる商品を集めた特設コーナーも設けられる。
事前申込が必要なプログラムは、公式サイト(connect-art.jp)または電話(075-255-9757)で受け付けている。
本事業は、令和8年度文化庁委託事業「障害者等による文化芸術活動推進事業」として実施される。
Qケアからのご案内
お子さんの見え方や聞こえ方に合わせた配慮は、場所によって対応が異なります。制度名が分からない段階からお使いいただけるセルフチェック「事前相談ナビ」で、相談先の候補を確認できます。
▶ 事前相談ナビ
出典
京都新聞社 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000239.000108310.html
