ATCエイジレスセンター(大阪市住之江区)は、館内に「ユニバーサルコーナー」を開設した。住宅や公共空間のバリアフリー設備に加え、旅や移動に関するユニバーサルデザインを展示・紹介している。
高齢化や障がい者の社会参加の広がりを受け、日常生活だけでなく旅行や外出時のアクセシビリティへの関心が高まっていることが背景にある。従来の介護・福祉機器の展示にとどまらず、交通インフラや観光・移動の場面まで対象を広げたとしている。
飛行機の機内を想定した3つの研究開発
展示の中心となるのが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)による「空旅のユニバーサルデザイン」である。機内のアクセシビリティ向上に向けた研究開発を、パネルと動画で紹介している。
取り上げられているのは3点。車椅子に対応した機内トイレ「Metamorphic Lavatory」、着脱式のシート「WellVoyage Seat」、そして視覚障がい者向けの機内食テーブルウェア「TactDine for All」。
手すりの位置を調整できるトイレ、工具不要のスロープ

NPO法人日本アビリティーズ協会による「移動・排泄を支える最新福祉機器」の体験コーナーでは、実機に触れることができる。
「マルチプラスシリーズ」は、体格や身体状況に合わせて手すりの位置を上下・左右に微調整でき、脱着もできるトイレ機器。
「ブロックビルド」は、特別な工具を使わず、タイルの組み合わせで自由な形状のスロープを作れる段差解消システム。限られた空間を有効活用でき、何度でも再調整や組み直しができる。
「スマートトイレ」は、床下配管工事が不要で施工が簡単なユニット型の水洗トイレとなっている。
あわせて、旅先や観光施設での導入事例もパネルで紹介されている。
同センターは9月9日に「旅のユニバーサルデザインセミナー」を開催しており、今後も「ユニバーサルツーリズム」と「排泄ケア支援」をテーマにしたセミナーやイベントを企画するとしている。
詳細は公式サイト(https://www.ageless.gr.jp/)に掲載されている。
Qケアからのご案内
お子さんの移動や外出に関わる用品には、お住まいの自治体の助成が使える場合があります。商品名や制度名が分からない段階からお使いいただけるセルフチェック「事前相談ナビ」で、相談先の候補を確認できます。
出典
アジア太平洋トレードセンター プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000089.000068158.html
