認定NPO法人Plus One Happinessが運営する釜石広域基幹相談支援センターは11月13日、災害時の障がい児・者支援を考えるシンポジウムを、釜石情報交流センター(釜石PIT、岩手県釜石市)で開く。令和8年度岩手県基幹相談支援センター連絡会・研修会の一環。
テーマは「災害時、障がい児・者を取り残さないために~多機関連携による災害福祉支援体制の構築と基幹相談支援センターの役割~」。県内の基幹相談支援センター、障がい者施設、高齢者施設、医療・行政などの関係機関から約100人が参加する予定となっている。
当日は午後2時10分から福祉事業所合同販売会、午後2時30分から4時30分までシンポジウム、午後4時40分から5時19分までドキュメンタリー映画「Return to My Blue」を上映する。
大槌町林野火災で調整本部に参加した経験を共有
大規模災害時には、保健・医療・福祉の関係機関が情報を共有し、支援を調整する「保健医療福祉調整本部」が設置される。
岩手県の資料によると、4月22日に発生した大槌町林野火災では、翌23日に県庁内へ保健医療福祉調整本部、大槌町保健センター内へ地域保健医療福祉調整本部が設置された。避難所などのニーズを集め、支援チームの派遣や必要な支援につなぐ調整が行われた。
主催者によると、この林野火災では釜石広域基幹相談支援センターが、岩手県内の基幹相談支援センターとして初めて調整本部に参加した。障がいのある人の状況や支援ニーズを、関係機関と直接共有したという。
シンポジウムでは、この経験をもとに、災害時に基幹相談支援センターが調整本部へ直接加わることの意義を提起する。障がいのある人を含む配慮が必要な人への支援について、平時からの備えと多機関連携を考える。
座長は岩手県災害医療コーディネーターで、医師・気象予報士の横沢友樹氏。シンポジストは、岩手医科大学医学部救急・災害医学講座助教でDMATの藤原弘之氏、盛岡赤十字病院の社会福祉士でDWATの小泉進氏、釜石保健所保健課長の佐藤雅子氏、大槌町健康福祉課の社会福祉士・佐藤秀樹氏、釜石広域基幹相談支援センター長の高橋大輝氏。
医療的ケア児の無人島冒険を追う映画を上映
第3部で上映する「Return to My Blue」は、人工呼吸器をつけ、医療的ケアが必要な少年が沖縄の無人島を冒険する様子を記録した39分のドキュメンタリー。
公益社団法人映像文化製作者連盟が発表した「映文連アワード2026」では、応募140作品の中から最優秀作品賞(グランプリ)を受賞した。主催者によると、第24回中之島映画祭でもグランプリを受賞している。
共催は釜石市、大槌町、岩手県沿岸広域振興局、釜石大槌地域障がい者自立支援協議会。問い合わせは釜石広域基幹相談支援センター(0193-21-1156)まで。
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出典
認定NPO法人Plus One Happiness プレスリリース
災害時、障がい児・者を取り残さないために
岩手県「第2回 災害対策本部員会議」資料
令和8年4月22日 大槌町林野火災に伴う対応状況
公益社団法人映像文化製作者連盟
「映文連アワード2026」受賞作品決定!
