ドイツ・ニュルンベルクで毎年開かれる世界最大級の玩具見本市シュピールヴァーレンメッセは10月5日、2027年のトイ・トレンドとして2つのテーマを発表した。そのひとつが「Beyond Limits(ビヨンド・リミット)」で、玩具が持つセラピーとしての可能性に焦点を当てる。
各国の専門家で構成するトレンド委員会が、玩具業界の最新動向を分析して選定したものである。
障害やリハビリの場面での活用に注目
「Beyond Limits」が取り上げるのは、楽しませること以外の玩具の役割である。
発表では、玩具は医療的治療や専門的支援の代わりになるものではないとしたうえで、適切に活用すれば、年齢を問わず、障害のある人や、ADHD、認知症、パーキンソン病などの疾患を抱える人にとって、またリハビリや家庭において、有用な支援の手段になり得るとしている。
具体的には、運動能力や認知能力の維持・向上を支える玩具、サイズや手触りをそれぞれのニーズに合わせて工夫した玩具が紹介される。また、誰かと一緒に過ごす機会を生み出す玩具や、孤独感の軽減に役立つ玩具も対象となる。
もうひとつのトレンドは「License to Play(ライセンス・トゥ・プレイ)」で、ライセンス玩具を扱う。市場調査会社サーカナによると、2025年、ライセンス玩具は世界の玩具売上全体の37%を占めた。映画やゲームのキャラクターに加え、SNSで拡散されるミームやショート動画を題材とする商品も増えているという。
会場では中央入口に特別エリアを設け、両トレンドに沿った商品を展示する。次回のシュピールヴァーレンメッセは2027年2月2日から6日まで開催される。
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