ことばサポートネット(岐阜県可児市)は、5歳児の発音を評価するツールを制作し、無料で公開している。大阪府富田林市などの健診現場で導入が始まり、実施にかかる時間は30秒から1分ほどだったという声が現場から寄せられている。
同団体が課題として挙げるのは、構音障害の見過ごされやすさである。
幼児期に他の発達面で心配がない場合、発音の不明瞭さは「赤ちゃんことば」として受け止められやすい。その結果、成長してから背景に病気があると分かったり、独特な発音について長く悩み続けたりする人がいるという。
制作したのは「5歳児の発音チェックシート」と「5歳児の発音評価ガイドブック」の2点。2026年6月の第27回日本言語聴覚学会で発表された。
保健師や保育士が、根拠をもって説明できるように
同団体は現在、このツールをもとに「5歳児構音相談員(仮称)」を育成する取り組みを進めている。対象として想定しているのは、保健師、保育士、心理職といった子育て支援に関わる職種である。
期待される効果として挙げられているのは3点。専門職が根拠をもって保護者に説明できるようになること。子どもが適切な支援につながりやすくなり、発音をからかわれる場面から守られること。そして、言語聴覚士やことばの教室といった限られた資源を、必要な子どもに振り向けられるようになることである。
同団体は2022年4月設立。オンラインを中心に、ことばの個別相談や発音練習、施設や医療機関での言語聴覚士による支援、相談会や講座を行っている。
チェックシートとガイドブックは公式サイト(https://www.kotoba-support-net.org/)から入手できる。なお、相談員育成の費用を募るクラウドファンディングが、READYFORで12月30日まで実施されている(https://readyfor.jp/projects/5saijikouon)。
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出典
ことばサポートネット プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000130843.html