復学サポート

どんぐりさん 復学サポート1

復学サポート

復学支援についての情報などを発信しています。

長期入院を経験した病弱児を対象に、メタバースワールドを活用した復学サポートも行なっています。

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子どものアピアランスケアの先にある
復学サポートとは

病気や障害のある子どもと家族のQOLの向上を目的としチャーミングケアを広める活動を行う!という理念のもと2018年から一般社団法人チャーミングケアを運営しています。

チャーミングケアとは、病気や障害のある子どもたちの外見ケアやメンタルケア、寄り添う家族のメンタルケアなどを指すわたしたちが作った造語です。チャーミングケアを推進していく活動の中で2023年子どものアピアランスケアという小冊子を制作しました。

小冊子を制作するためのヒアリング調査の中で、子どものアピアランスケアが一番必要な場面が復学時であるということがわかってきました。

第2弾として制作した小冊子は子どものアピアランスケア小冊子の第2弾という位置付けで、長期療養が必要なお子さんの復学時の多職種サポートマップを掲載しています。

また子どもたちからヒアリングしたエピソードを漫画にして掲載しています。

お子さんやご家族に少しでも寄り添うことができたら幸いです。

子どものアピアランスケアの先にある病弱児の復学支援について考える小冊子を作成し
全国の小児がん拠点/連携病院などに約2000部を無償配布させていただきました。
こちらからダウンロードも可能です。是非、ご活用ください!

小冊子ダウンロード(12.8MB)

復学に関する実態について抗がん剤治療を経験した当事者の子どもと保護者計5組にヒアリング調査を行いました。

主にヒアリングした項目3点
治療中の心情復学時の心情
外見の変化についての心情

罹患当時 小学2年生、ヒアリング時 中学3年生
家族に会いたかった。一緒にいるきょうだいが羨ましかった
病気のことをわかってくれている人が学校にはいないので、不安だった
外見が元に戻るのか心配だった
罹患当時 3歳、ヒアリング時 高校2年生
周りの大人がいろいろ説明をしてくれるので、頭では理解しているけれど、納得しているかと言われたらしていなくて、心に波がある時があり、定期的に泣いたり叫んだりしてしまった
治療中に比べたら体調は安定しているのだけど、病気になる前くらい元気というわけでもなく、学校に通いながらの自分のしんどさについてよくわからず、どこまで頑張れるのか毎日の健康面や精神面の維持が難しい
入院している時は、同じような見た目の子も多いからあまり気にならなかったけど、外出や外泊の時、復学する時はとても気になった
罹患当時 小学3年生、ヒアリング時 中学3年生
とにかく不安。病気のこともなのだけど、そもそも入院をするということ自体が不安だし、行動制限がかかるのがとてもストレスだった
ずっとやっていたスポーツを諦めることになって悔しかった
学校の友達に髪が抜けていることを伝えていなかったので、ウィッグを取るタイミングが難しかった。ウィッグだったことを気づかれたくなかった
罹患当時 小学2年生、ヒアリング時 小学6年生
院内学級はあったけど、全然勉強の内容が頭に入ってこなかった。体がしんどいし、そもそも勉強が好きではなかったので、余計にやる気が起きなかった
復学した当初は勉強の困り感は気にならなかったけど、しばらくしたらみんなより計算が遅いなと感じるようになって焦った
友達が(外見について)どこまで気を使ってくれているものなのかよくわからないのが不安だった
罹患当時 小学1年生、ヒアリング時 小学3年生
病気になったから仕方ないかなと、色々と諦めてしまっていた
時間が経つにつれ、病気をしていた感じが見た目にも薄れていくと「もう治っているのにサボっている」と理解のない先生から言われて悔しかった
肌の色が白くて、病気をした人という感じがして嫌だった

病気のことをわかってくれる人が学校にはいないという言葉が印象的で、復学のための伴走支援が足りていないことがうかがえました。
保護者の方からは、復学の際の学校との調整は全て親がしなければならず、慣れるまで学校に付き添いをしたり送迎をしたりも発生し、就労への影響もあるという声があがりました。

病弱児の復学支援について考える

現在、病気の子どもと家族を支えるしくみとして、医療・教育・福祉がそれぞれに協力し合って役割を分担しています。

役割マップ

役割マップ

オピニオンリーダーの方々にインタビューをさせていただいています。是非全文をご覧になってみてください。

医療
教育
福祉

子どもたちからヒアリングしたエピソードの一部を漫画にしました

外見のケアや復学、その後の生活など、それぞれに葛藤があるなかそれらを自分たちなりに受け止めて乗り越えている様子が垣間見れます。

気の早い母ちゃん

気の早い母ちゃん

そうまくんは小学校2年生(7歳)で急性リンパ性小児白血病に罹患し、突然の入院治療がはじまりました。とても不安だったそうですが、お母さんに「病気の治療で髪が抜けるから、先に切ってしまおう!」といわれ「え!なんで???」というのも束の間、入院2日目にして病院の理髪店で散髪された事が印象的だったと語ってくれました。後から髪がごっそり抜けた時の心的負担が少なくなるようにというお母さんなりの配慮だったことがわかったそうですが、本人の意思はほぼ関係なくいきなり散髪されたので衝撃的だったそうです。

スモールステップ

スモールステップ

ひーちゃんは小学校2年生の時に急性リンパ性小児白血病に罹患しました。退院後にも続いた自分の中の不安やがんばりを教えてくれました。

がんばったしるし

がんばったしるし

あんなちゃんは、3歳の時に膵芽腫と診断され、手術を伴う治療を受けました。
寛解して数年たっても消えない傷。見えない場所だとはいえ戸惑いや葛藤があったことをお話してくれました。

チャーミングケアブレーン

メタバースワールドを活用し、子どもの復学支援を継続的にサポートしていきます。

チャーミングケアブレーン説明

自分の言葉で伝える大切さを学ぶ
子どもの(子ども同士の)コミュニケーションをサポート
独自のプログラムで成功体験を創造
学校とは別のインクルーシブな居場所づくり
どんぐりさん 復学サポート2
勉強かもしれないし、それ以外かもしれない。お子さまの可能性を伸ばすサポートをします。

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メタバースワールド イメージ
子ども同士のつながりをたいせつに考え、病気や障害にとらわれない子どものコミュニティとしてメタバースワールドを活用します。

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