2025年度アピアランスケア支援事業実態調査結果
2022年度より毎年当法人にて独自調査を行っておりますアピアランスケア支援事業実態調査の結果を、当法人WEBサイトに公開しています。 特集ページはこちら 2025年6月〜8月に行った当法人の調査により、アピアランスケア支援事業としてなんらかの助成を市区町村および都道府県が行なっている自治体は全体(1741市区町村)の76%(1315市区町村)という結果になりました。2022年度に調査した際の38%(669市区町村)から比較すると、この4年間で実施自治体が約2倍に増加していることがわかります。
また、調査4年間においての助成の動向として、各自治体において市区町村による助成と都道府県による助成を併用して活用できるケースも増えています。(下記グラフの「100%」と表示されている地域で都道府県主体施策が行なわれている傾向が高い。*都道府県主体で助成を行っていても市区町村で対応していない場合もある。)
ウィッグ・乳房補整具の助成金額の上限が全体的に引き上げ傾向

2025年度の最新調査の結果
- ウィッグ:2024年 188自治体 → 2025年 263自治体(+75)
- 乳房補整具:2024年 129自治体 → 2025年 196自治体(+67)

参考:2024年の市区町村の助成状況
地域格差をなくすため、2022年に厚生労働省に陳情
2022年度の初回調査後に、当法人および有志の方々と連盟でアピアランスケア支援事業を国の施策として行う方向性を考えていただきたい旨の陳情を行いました。 政策提言はこちら 陳情の様子 全国どの自治体でもなんらかのアピアランスケア助成が受けられるようになるまで、一定の時間を要するものと見込まれますが、当法人としては継続的に発信を行っていきたいと考えています。 なお、今回の調査では、実施自治体における具体的な申請者数や子どもの利用状況といった詳細データまでは把握することができませんでした。この点については、2024年5月に公表された厚生労働科学研究費補助金「がん対策推進総合研究事業」においても、同様に十分に明らかにされていない状況です (※調査報告書リンク:https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/download_pdf/2023/202307033A.pdf)。 そもそも、子ども自身による「外見ケア」への意識やニーズについては、これまで十分な調査が行われてこなかった領域です。こうした背景を受け、当法人では2025年8月〜9月にかけて、全国の小児がん経験者とそのご家族を対象とした「子どものアピアランスケア意識調査」を実施しております。
■ 調査の概要
タイトル:小児がん等の治療によるアピアランスの変化に対する意識に関するアンケート調査
対象者:小児がん経験者(5歳以上)とその保護者(国内在住)
目標人数:600名
調査方法:Googleフォームによる無記名アンケート(回答時間:約5〜10分)
調査期間:2025年8月1日〜9月30日(予定)
倫理審査:国立成育医療研究センター倫理審査委員会にて承認済
謝礼:なし(通信費等は回答者ご負担)
本調査は、アピアランスケアの必要性が医療現場や学校現場において適切に認識・提供されているかを可視化することを目的に、小児がん経験者ご本人(5歳以上)およびその保護者を対象に、Webフォームによる無記名アンケートを実施しています。ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
アンケートフォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf5lLhnN3uyW9dT_dWAXAv-VvIQmP5NpYk7yKlG9XkVWrkRfQ/viewform?usp=sf_link
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