頭痛日誌アプリ「ズツノート」を運営するIris Wellnessは、利用者の頭痛記録を集計した結果を公表した。頭痛があった日に学校を休んだ割合は、小中学生で21%と、同じく頭痛を記録している大人(5%)の4倍にのぼった。
集計対象は、2026年10月2日時点の累計利用者3,005人による約6万9,000件の記録。期間は同年6月1日から10月2日まで。利用者や保護者の自己申告に基づき、頭痛と欠席が同じ日に記録された割合を示したもので、子ども全体の割合や、頭痛が欠席の原因であることを示すものではない。
痛みが強くても、半数以上は登校
痛みの強さが10段階で7以上の日でも、小中学生の56%、高校生の81%は休まずに登校していた。頭痛を抱えたまま登校した日のうち、76%で「勉強に支障があった」と記録されている。
休んだ日の記録には共通点があった。痛みが朝から始まっているケースが7割、吐き気を伴うケースが4人に1人。痛みの強さの平均は7.0で、登校できた日の4.9を上回った。
一方、頭痛があった日に薬を飲まなかった割合は10代で61%、大人で39%だった。医師の診断を受けた割合は10代38%、大人42%と大きな差がなく、同社は、診断を受けていても治療に結びついていない傾向があるとしている。
日本頭痛学会の「頭痛の診療ガイドライン2021」によると、片頭痛の有病率は小学生3.5%、中学生4.8%、高校生15.6%とされる。

「朝起きられない」とき、片頭痛の可能性も
同アプリを開発した脳神経内科専門医・頭痛専門医の前川裕貴氏は、子どもの頭痛は本人が痛みを言葉にしにくく、検査でも異常が出ないため見逃されやすいと指摘する。
前川氏によると、朝から頭が痛く、吐き気がして起きられない場合は片頭痛であることも珍しくない。もうひとつ検討すべき疾患として起立性調節障害を挙げ、思春期に多く、片頭痛と同時に起きることもあると説明している。
受診の目安は「学校を休むほどの頭痛が月に1回でもあれば」。いつ、どれくらいの痛みで、何をしたら楽になったかを記録しておくと、診察の助けになるという。
「ズツノート」は無料で利用でき、家族アカウントを使えば、保護者のスマートフォンから子どもの記録も管理できる。
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出典
Iris Wellness プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000185233.html